2009年2月12日(木)の出来事。
台湾一周の旅も最後。 花蓮で一泊して早朝から太魯閣観光をした後に台北に戻りました。
ツアーの時間に遅れないようにと早目に起床。
窓から外を見ると、ちょっと天気が悪いようです。
ツアーのピックアップは7時30分。
ホテルのロビーで迎えを待っていると、ホテルのおばちゃんが紅茶をおごってくれました。
予定時刻より少し遅れてツアーのワゴン車が到着しました。
すでに日本人が3名乗っており、さらに駅前のホテルでオーストラリア人5人をピックアップ。
ガイドは英語と日本語の二ヶ国語で行われました。
花蓮から太魯閣の入り口までは、20kmほど離れており、
途中で大理石の加工場に立ち寄ります。
巨大な大理石が薄くスライスされ、樹脂でネットを貼り付けて補強し、
磨き上げる工程の説明を受けます。
表札とか売りつけられるのかと思いきや、説明だけで終了でした。
再び車にのって新城と言うところにやってきました。
ここから山の方へと向かいます。
この辺の山は、大理石、みかげ石(花崗岩)、そしてヒスイからできていて、
台風とかで大雨が降ると、ヒスイを求めて河原や河口付近が大変賑やかになるそうです。
しばらく走ると、東西横貫公路の入り口に到着です。
この先から景色が変わって行きます。
ビジターセンターを越えてトンネルを抜けると、両側が大理石でできた欄干の赤い橋が砂卡礑橋です。
この欄干には獅子の像が並んでおり、1つ1つ形が違っています。
この橋の下が砂卡礑遊歩道の起点にもなっています。
燕子口の近くには、細い吊り橋がかかっています。
残念ながらこの時は吊り橋の入り口が閉鎖されており、渡る事はできませんでした。
ふと案内図を見ると、この先は「潜在危険区域」となっていました。
歩道を良く見ると、あっちこっちに穴が開いています。
小さな落石の跡だそうで、ここ落石の跡がある場所では立ち止まってはいけません。
こんな場所をヘルメットも無しに歩きます。
岩肌にいくつもの穴が開いていて、ツバメの巣になっているので「燕子口」と言うのだそうです。
大理石をくりぬいた薄暗いトンネルの中を歩きます。
いたるところに「この付近は落石しやすいので、留まらないでください」と言う看板が立っています。
また「土石流に注意」の看板もあります。豪雨が続くときは特に注意が必要とも。
どうすれば良いのかと言うと、天気の悪い日は観光を控えるってところでしょうか。
九曲洞と言う、曲がりくねったトンネルが続く道にやってきました。
太魯閣の最大の見所です。
以前はこの道を自動車が通っていましたが、
現在は新しい車道が出来ており、歩行者専用になっています。
このあたりも落石が頻発しており、死亡事故が続いたことからヘルメットを貸し出すようになり、
落石しやすい場所の通行が禁止されるようになりました。
ガードレールも、あっちこっちが凹んでいます。これも落石の跡だそうです。
ここも最初は人力で大理石をくりぬいていたと言うから驚きです。
岩肌を良くみると、碑が刻まれています。
「どんなに困難であろうとも、人間は必ず克服することができる」と言うような意味。
そろそろ九曲洞の北端に近づいてきました。振り返ってみると、改めて凄い場所だと言う事がわかります。
駐車場が見えてきたと油断したところで、天井が崩落していました。
日本だったら、このあたり一帯は立ち入り禁止になるところです。
実際、この後で落石対策工事が行われて一時期通行禁止になっていたそうです。
「緑水」と言うところにやってきました。
ここには資料館があって、突貫工事で人力で道を作って、212名が犠牲になった事などの説明があります。
川沿いのテラスでコーヒーを飲んで一休みすることができます。
ちなみにコーヒー1杯が150元とかなり高額です。
「天祥」と言うところにやってきました。ツアーはここで折り返します。
その前に昼ごはん。
このツアーでは、+288元で高級中華料理コースが選べるのですが、
現地の普通の料理を食べてみましょうって事で日本人3名で普通の料理屋さんへ。
オーストラリア人と、日本人1名は高級中華料理コースへ。
ビュッフェ形式で、テーブルの上に並んでいる料理から好きな物を好きなだけ食べて良いですよとの説明。
まずは排骨、シイタケ、ナス、タケノコ、各種山菜と、竹筒飯を食べてみました。
スープは金針菜とシイタケのスープ。金針菜とはユリ科の植物のつぼみ。
生だと緑色ですが、干した奴は黄色くなっています。
豚の角煮も食べてみました。他にも色々な魚料理とか、ビーフンとか、大根餅とか、炒飯とかありましたが、
早くもお腹がいっぱい。
「長春祠」にやってきました。
太魯閣の工事の犠牲になった212名が祀られています。
この付近は大変落石しやすいとの事で、このツアーでは近づきません。
この祠ですが、過去に2回落石の直撃があり、現在の祠は1997年に再建されたものだそうです。
この後、花蓮方面い戻るのですが、運転手さんが急ハンドルを切ったと思ったら、
直後に「コーン」と甲高い音。落石でした。間一髪で避けましたが、この運転手さん凄いです。
太魯閣観光が一通り終わると、雨が激しく降ってきました。
安いツアーのお約束で石屋さんに連れ込まれます。
まずは本物のヒスイと、ニセモノのヒスイの見分け方教室と称してヒスイ細工屋に連れ込まれます。
本物のヒスイは熱伝導率が高いので触ると冷たいとか、それらしい説明の後、
ヒスイは宇宙のパワーを集めるとか、ヒスイのブレスレットを身に着けるだけで、
肩こりや腰痛が治るとか、感謝の手紙がこんなに来ているとか、
怪しげな方向に話が向かいます。
元看護婦だったと言うおばちゃんが、医学では救えない人も、
ヒスイなら救えるので、今はヒスイを人に薦める仕事をしていると言います。
ちなみに、台湾で言うヒスイは軟玉(ネフライト)の事で、
日本で言う翡翠(硬玉:ジェダイト)とは別物。
石屋さんでヒスイを買うと言う人が居て、
その人達が散々悩んで居たので店員がそっちに付きっ切りになり、
ヒスイを買わないオイラ達は1時間ばかり放置状態。
店を出る頃には雨もあがっていました。
花蓮駅に戻る前に七星潭と言う大変眺めの良い海岸にやってきました。
当初の予定ではこの海岸をしばらく散策する予定でしたが、
石屋さんで時間を取られてしまったので10分で終了。
花蓮駅へと送ってもらい、ツアーは無事終了しました。
疲れすぎていたのでワンタン屋さんまで行くのはあきらめて、
花蓮駅前の適当な食堂に入ってみました。
ちなみに、日本語も英語も通じませんでした。
それでも伝票に食べたい物をチェックする仕組みなので、
あまり問題はありません。
そう言えば牛肉麺って1回も食べてないよなと言う事で、牛肉麺に初挑戦。
でてきたそいつは、やわらかく煮込まれた牛肉がゴロゴロ入っていて、
とても食べごたえがあり、おいしい物でした。
これで1杯80元(約240円)でした。
列車の時間も近づいてきたので花蓮駅へ。
ホテルの客引きが何人か立っていました。
列車の時間までベンチに座って一休み。よく見ると、駅舎の床も大理石敷きなんですね。
台北までは念願の太魯閣号で戻ります。一度乗って見たかったんですよね。
花蓮から台北までは太魯閣号なら2時間ほどです。
無事に台北の宿屋にたどり着いたところで、
何か食べに行く気力もなく就寝。
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